写真記録集のご案内

はじめに

平成24年7月の豪雨により九州北部は大きな被害を受けました。

美しい棚田や茶畑、山々がひろがる私たちの笠原もあちこちの山が崩れ、道路が寸断し、田畑や家屋に甚大な被害を受けました。只々残念なことに今回の災害で当笠原地区と隣の星野村で尊いお二人の命が奪われました。亡くなられたお二人のご冥福をお祈り申し上げます。また、被災された皆様方には心からお見舞い申し上げます。

そして一年経った今でも、河川や道路の工事が続き、やむなく住み慣れた地域を離れ、避難所等での仮住まいをされている方々や移住を決断された方々がいらっしゃいます。少しずつ平静を取り戻しつつありますが、失われた農地や風景など、私たちの手ではどうにもならないことが多々あります。

しかし、うれしいこともありました。多くの方々が家屋の泥出しや農地の復旧などの災害ボランティアに駆けつけてくれたこと、笠原出身の方々をはじめ遠くは東日本からも多くの寄付や支援物資、あたたかなメッセージが寄せられ、私たちを励ましてくれたことなどです。

今回の写真記録集は、笠原を応援してくれた皆様に感謝の気持ちを伝えるとともに、7月14日の豪雨災害について、しっかりと後世に語り継ぎ、自然豊かな笠原の風景が続いていくことを願って取り組みました。

そして、このホームページから、多くの方々に笠原を知って頂きたいと願っています。

いろいろあったけど笠原は元気です。

これからも笠原をよろしくお願いします。

平成25年7月 夢かさはら自治運営協議会

会長 松本 學


7.14笠原記録写真集について


記録集配布について

この記録集は、平成24年7月14日の九州北部豪雨被害の際に、多くの八女市黒木町笠原出身の方々からの義援金をもとに制作いたしました。
その方々への御礼として、お送りするとともに、笠原住民のみなさんと関係機関へ配布しております。
部数に限りはありますが、今後笠原地区へのご寄付を頂いた方々への返礼としてお渡しております。

2013年8月9日 

【7.14笠原写真記録集 発刊の報告およびご寄付のお願い】お渡しの準備が整いました。

詳しくはこちら!



当ホームページより笠原写真記録集への問い合わせの方はこちらのフォームにご記入下さい。

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kasaharaPB

7.14笠原記録写真集概要

  • サイズ:B5
  • 色:オールカラー
  • ページ:本文104ページ
  • 協力:八女市 | 九州大学 芸術工学研究院 准教授 朝廣 和夫 | 山村塾
  • 制作:サンカクキカク
  • 発行:夢かさはら自治運営協議会 | 7.14笠原写真記録集編集委員会
  • 発行日:2013年7月14日 初版 発行

各行政区の被害状況

笠原地区の行政区は6地区で構成しています。さらにその中に集落単位の地域があり、住民同士はこの最小単位を基本とし、隣近所との繋がりや協力を大切にしています。

椿原(つばはら)区は、黒木町市街地より大鳥居を抜け笠原地区へ向かう玄関口に位置しています。
行政区内世帯数は、災害前78世帯。後74世帯。
被害件数は、全壊2軒、大規模半壊1軒、半壊1軒、床上浸水3軒、床下浸水3軒、一部破損1軒。

椿原区の災害写真

原中央区は、笠原地区の中心部に位置し、平成25年7月時点では不動館前の土砂崩れにより、迂回の必要があります。
行政区内世帯数は、災害前91世帯。後95世帯。
被害件数は、全壊3件、半壊1件、床上浸水3軒、床下浸水8軒。

笠原中央区の災害写真

形(しゃかた)区は、土砂崩れや道路の決壊が多数発生し、大きな被害を受けました。
行政区内世帯数は、災害前46世帯。後42世帯。
被害件数は、全壊5軒、大規模半壊2軒、半壊2軒、床上浸水1軒、床下浸水3軒、一部破損2軒。

釈形区の災害写真

 

笠原区鰐八集落には、明治時代から続いている人形浄瑠璃「旭座人形芝居」(県指定無形民俗文化財)があります。
行政区内世帯数は、災害前70世帯。後66世帯。
被害件数は、全壊1軒、床下浸水10軒。農地被害が多く発生しました。

南笠原区の災害写真

鹿子尾(しもかごお)区には、霊巌寺があります。田代地区にて大きな山崩れが発生し、田畑や家屋も多くの被害を受けました。
行政区内世帯数は、災害前55世帯。後53世帯。
被害件数は、全壊2軒、半壊2軒、床上浸水3軒、床下浸水4軒。

下鹿子尾区の災害写真

鹿子尾(かみかごお)区は、笠原地区の中で一番奥まった地域です。
行政区内世帯数は、災害前37世帯。後36世帯。
被害件数は、全壊1軒、大規模半壊3軒、床上浸水3軒、床下浸水3軒、一部破損2軒。

上鹿子尾区の災害写真